H5・F5の刺激

H5・F5 とは薬指の爪の際のツボのことです。このツボは副交感神経の異常興奮を鎮め、また痛みの閾値を上げる作用(過敏な痛みを鎮める)があるとされています。(井穴刺絡学)

私がこの1年間で実際にこのツボを使用して有効だった例を上げれば、
リウマチの痛み・五十肩・バネ指・手足のむくみ・鼻アレルギー・ジンマシン・めまい・偏頭痛です。

福岡県の井穴刺絡研究会の稲桝先生がまとめましたH5・F5井穴刺絡適応症一覧を見ますと、その他にアトピー性皮膚炎・帯状疱疹・生理痛・色んな場所の痒み・耳鳴り・しもやけ・下痢・潰瘍等にも、よく効果がみられるようです。

血圧が低く、アレルギーの方に適応する場合が多く、通常の鍼治療やマッサージなどで、治療後にひどいだるさの出てしまう方にも効果があります。

上記のような症状でお困りの方は、お線香をツボに近づけて、熱くなったら離すという線香灸(20回ほど)でもよいので試してみてはいかがでしょうか。
ここを刺激して、少しでも症状の改善がみられた場合は、3日から5日ほど毎日刺激をしてみるとよい効果が出るのではないかと思います。

刺激の質として、一番効果があるのは、この H5,F5 から小豆粒大の血液を30回ほど絞るという「刺絡」という方法です。当院やこの方法を取り入れている鍼灸院でやってもらうとよいのですが、1度治療を受け ていただくと要領がわかりますので、少し勇気があれば、御自分でも出きます。

ファインタッチという糖尿病の方が自己血糖を測るときに使用する道具があります。この道具を使用するとあまり痛くなく自分の H5,F5 に刺すことができますので、パチンと刺した後に、そこからギュッと血液を絞り、消毒した綿花でその血液を拭きとります。そして、またギュッと絞ります。こ の操作を30回ほど繰り返します。

H5, F5 は両手両足にありますので、まず片方手の指からはじめて、それが終った後に困っていた症状の変化をみます。症状の変化をみるには、事前のチェックが大切ですので、よく自分を観察しておいてから刺絡をしてみて下さい。

言葉だけだと、わかりにくいと思いますので、具体的なやり方を稲桝先生が動画で紹介されておりますので、こちらをご覧下さい。

井穴刺絡の動画解説

この、H5,F5 というツボは、従来のゆるめるだけの治療では効果がなかった方にかなりの高確率で効果のでやすいところです。そういう方はお試しあれ。

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